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「ホウ酸処理の第二人者」が、“正しいホウ酸処理”を広めるために日本全国を疾走中!
2010年04月23日 (金) | 編集 |
googlemap_borax_1

Googleマップで、ホウ酸塩の採掘場が見られます。

カリフォルニア州の、その名も「ボロン市」。

ボロン(Boron)は、ホウ素のことです。
 
ここでホウ酸塩が露天掘りされ、世界中に運ばれます。



googlemap_borax_2

開拓時代には2頭の馬と18頭のラバ(20Mule Team)が運んでいました。

今は超大型ダンプが運んでいますね。



しかしGoogleマップって面白いですよね。

ついつい時間を忘れていろいろ探しちゃいます。

お時間があれば、ここを探してみては?



☆☆☆☆☆☆☆NPOセミナー情報☆☆☆☆☆☆☆
「工務店のためのアメリカカンザイシロアリ対策」
主催:ホウ素系木材保存剤普及協会
日時:5月20日(木)、24日(月)、28日(金)
    13時30分~16時30分
会場:新宿文化センター 第1会議室
参加費:3,000円/回
お問合せ:boron@apbwp.org まで
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

おかげさまで、たくさんの方からお申込みいただいております。

まだ多少ゆとりがございますので、ぜひご検討ください。

ハウスメーカーさんからのお申込みも予想以上に多くて驚いています。

「工務店のための…」ってのはまずかったかな(汗)。



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2009年08月31日 (月) | 編集 |
こんにちは。

日本ボレイトの浅葉健介です。



少し前の話になりますが、神田・学士会館で「NPO法人ホウ素系木材保存剤普及協会」の総会がありました。

このNPOでは、わが国のホウ素系関連会社が集まって、わが国での普及活動、情報交換等を行っています。

私もお時間をいただき、「アメリカカンザイシロアリ予防処理」というお話をさせていただきました。

ホウ素系の認定作業の話もあり、いよいよ“日の出”が近いのかな、という印象を受けました。
(まだ未確定なので、詳細は省かせていただきます)



そして総会終了後は、近くの古~い居酒屋で懇親会を行いました。

有志メンバーは、荒川理事長、ウィズ・ワンさん、ECOプロジェクトさん、エルビーシステムさん、吉田製油所さん、山佐木材さん、という、ホウ素系の中核グループ。

私も末席を汚したワケですが、団結して困難に立ち向かおうという気概や気迫を感じた、とても有意義な会合でした。



余談ですが、そのお店のメニューに“どじょうの柳川鍋”というのがありました。

なぜ“柳川鍋”と言い切らないのか、なぜ“風”なのかと頼んでみたら、普通の柳川鍋でした。

お店の企画に乗せられたかな?

写真撮っておけばよかったかな?



浅葉健介でした。



2009年04月22日 (水) | 編集 |
こんにちは。

日本ボレイトの浅葉健介です。



昨日(4/21)、和歌山毒物カレー事件について最高裁が上告を棄却、判決が確定しました。

もう11年も前なんですね。



この事件はシロアリ業界に、とってもダーティーなイメージを与えました。

営業に行くと「あぁ、あの和歌山の…」なんて言われてしまったり。

「いえいえ、あれは【ヒ素】。こっちは【ホウ素】でして…」なんて説明したのも1回や2回ではありません。



今日は、皆さんの記憶が喚起されたここで改めて、木材保存業界における【ヒ素】と【ホウ素】の関係について書きたいと思います。

長いですが、とてもためになると思いますので、ぜひ最後までお読みください。



【ヒ素】(元素記号As)
IARC(国際がん研究機関)において、発がん性物質とされている成分

その毒性の強さから、昔は暗殺や戦時中の毒ガスなどにも使われていたようです。
(ナポレオンの毒殺にも利用されたとか…)
そして、木材保存としても利用されました。
とりわけよく効いたのが「CCA」。

「CCA」とはクロム・銅・ヒ素を含む木材保存剤です。
1933年、インドのSonti Kamesam博士により開発され、その後世界中で使われるようになりました。

しかし1990年代になると、ヒ素は水に溶け出したり、簡単に昇華(固体から気体になること。沸点614℃)してしまうことから環境汚染につながるとして世界各国で規制されるようになりました。

米国ではU.S.EPA(米国環境保護庁)長官が2002年2月、CCAのようなヒ素を含む処理木材からの移行を発表。
産業も自発的に使用を禁止し、U.S.EPAは2004年1月から住宅への使用を禁止しました。

2008年には、U.S.EPAが「CCAの代替品としてのホウ酸塩」というリポートを公表。
以下に翻訳文を掲載します。



CCAの代替品としてのホウ酸塩

ホウ酸塩(DOT)の説明と化学処方

ホウ酸塩保存剤(DOT)は、木材および木質複合材料を腐朽菌やシロアリのような木材劣化生物から守るための低毒性代替品である。ホウ酸塩保存剤は70年以上住宅および商業建築で効果的であることが証明され、その性能は広範囲な野外試験で支持されている。

ホウ酸塩は自然界では岩石、土壌、水、および全ての生物に微量含まれている。したがって、ホウ酸塩の環境への影響は極めて低い。また、ホウ酸塩は植物にとって必須であり、人間にとっても栄養学的に重要で、ガラス繊維、ガラス、セラミック、洗剤、肥料の重要な成分である。

木材保存剤としてのホウ酸塩の使用は、1990年、米国木材保存協会(AWPA)により初めて規格化された(1)。ホウ酸塩は規格では無機ホウ素という名称でリストに入れられ、SBXと略される。

八ホウ酸二ナトリウム四水和物(DOT)は、特に水性木材保存剤用に処方されたもので、ほぼ中性のpHで最高ホウ素濃度(水に対する最高溶解度および溶解速度)が得られる。DOT(Na2B8O13・4H2O)は、EPAおよび行政当局により、全アジア、北アメリカ、ヨーロッパで登録されており、次のような明確な性能を持つ。

 ・広いスペクトルの病害虫に対し、殺菌剤、殺虫剤として有効である。
 ・ターゲットの生物がDOTに対する耐性を獲得することはない。
 ・植物にとって必須であり、人間にとって栄養学上重要であり(2)、自然界のいたるところに存在する。
 ・無機塩である(非揮発性、ガスの発生なし)。
 ・無臭、無色で金属や建材を腐食しない。
 ・有害廃棄物ではなく、RCRA、CERCLA、SARA、清浄水法、飲料水安全法、清浄大気法のリストに入っていない。

ホウ酸塩の用途

DOTは、AWPA規格では、使用区分UC1、UC2の用途にリストアップされている。この使用区分では処理木材は非接地・非曝露条件で使用されるが、湿気源に触れても良い。典型的な用途としては、家具や枠組み、腰板、土台、胴縁、トラス、根太などの屋内用建材である。


(1)米国木材保存協会(AWPA)は加圧注入木材の規格化に対する主たる規格制定組織である。AWPA規格となるためには、加圧注入処理木材は厳しい試験により耐久性を確認されねばならない。

(2)The Food and Nutrition Board, Institute of Medicine, Dietary Reference Intake (DRI) Report, 2000 National Academy of Sciences.


※原文はコチラ…米国環境保護庁

U.S.EPA_report




わが国では2008年2月、DOT(登録名:ティンボア)が日本木材保存協会(JWPA)に認定されました。

JIS K1571:2004(附属書)による認定です。

それでも、住宅性能表示制度の劣化対策等級で認められるには、JASのK3相当以上(JASK3以上、AQ2種以上、もしくは大臣認定)と認められなければなりません。

しかし、評価機関が認定作業を受け付けてくれないとか……。

いろいろありますね。

早く認められて欲しいものです。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。

浅葉健介でした。